平成17年度
藤森祭(深草祭)5月5日
朝渡当町の記録
朝渡(あさわたり)

祭神早良親王が天応元年皇太子に立たれた時、陸奥の伊治大領皆麿が謀反勢力を増したので、征討大将軍として軍勢を催し、当神社に詣で戦勝を祈願し出陣しようとしたところ、これを伝え聞き恐れおののき乱が平定した。このときの行装です。

皇馬(こんま)
清和天皇の貞観の年、国の平和と天皇の長寿を祈り、官幣を捧げて勅諚の神事が行われた。これが深草祭の初めで昔は賑々しく行列を組み御所に行ったと云われている。このときの行装です。

御弓(おゆみ)
古くから国の安泰、民の繁栄を祈るための行列であって当時の天皇を初め、公家、武家、民の全て、とりわけ氏子の人々の長寿と繁栄を祈願しての行列です。

払殿(ほって)
祭神、神功皇后凱旋し、山城の国、深草の里、藤森を神ある聖地と撰び、纛旗樹て兵具を納め、塚を造り弓矢蟇目の法を修して神祀り給うときの行装です。


藤森神社の行事と裏方の仕事
藤森祭神役行列は四年に一度(朝渡・皇馬・御弓・払殿)担当町が決まり、今年は朝渡行列が当砂川学区の16町(直違橋9丁目、直違橋10丁目、野手町、ケナサ町、野田町、町通町、東ススハキ町、西ススハキ町、東鳥居前町、西鳥居前町、東祓川町、南祓川町、東綿森町、西綿森町、ベルジュール、アルス伏見深草)に決まりました。

48日(金)午後7時半 砂川小学校二階多目的教室

朝渡当町16町の町内会長が集まり、実行委員長、副委員長2名、会計、庶務2名を選出する。その後行事の主な日程、進行などの説明。

413日(水)午後7時半 藤森神社参集殿 同時刻に市政協力委員の会合重なるため出席できないもの多数。

朝渡・皇馬・御弓・払殿の当町合同委員会が持たれる。先日決まった当町委員長・役員と神役委員との打ち合わせ。

414日(木)午後7時半 直違橋10丁目会館
その打ち合わせの説明と今後の予定を各当町の委員(町内会長)に伝えるための会合を開く。ここで、朝渡当町の分担金(一軒につき400円)の額を決め、次回の会合(420日)までに武者・稚児・陣羽織(お供)の人員を募ります。
鎧大将 4名
先大将 2名
殿大将 1名
稚 児 4名(小学生)
お供(陣羽織) 10
がワンセットで午前と午後の部で二組用意する。先頭で当町の旗を持つ元気な方一人必要。

420日(水)午後7時半 直違橋10丁目会館

朝渡当町の分担金(一軒につき400円)、各町内分を会計に渡す。武者・稚児・陣羽織の人選の発表と午前の部か午後の部を籤引きで決める。

20日までの経過報告。本陣(分陣)の場所決定。そのお守り当番。429日の鎧渡しの当番町と飾付当番町並びに56日の返納のトラック積み込み当番町、積み下ろし当番町を決める。

424日(日)午前10 藤森神社斎館にて鎧・稚児衣装の着付講習会
鎧の着方。上の画像をクリック。 草鞋の結び方。上の画像をクリック。
その時に藤森神社の神役に、委員長・役員等、本陣(分陣)の場所名と地図、「聖賜」拝受者名簿(武者名、稚児名)と神役ちまき代を渡す。

429日(祭)午前10 鎧兜、飾付備品など行列使用品渡し。担当町が積み込み。
本陣に積み降ろした鎧櫃や飾付備品。 分陣に分陣用を運び込む。
9丁目の鮮魚屋さんがトラックで運んでくださいました。

429日(祭)午前10時半 本陣(分陣)で担当町が飾付
前日に用意した青竹をケナサ町の工務店の方が組んでくださいました。
陣幕や本陣の提灯、紅白の垂木などで飾る。

51日(日)午後3 本陣(分陣)のお祓い
まず分陣のお祓い。
分陣のお祓いが済んでから、本陣のお祓いを受ける
神官より当町委員長に当町認定書・当町旗が授与 お祓いが終了してくつろぐ役員の方々。

53日(祭)午後7 お位もらい

神妙にお払いを受ける行列参加者。この後各人に聖賜が又当町に御幣が授与される。
当日の藤森神社斎館に飾られた鎧やお神酒。
本殿に飾られたお神輿。 神輿担ぎの練習をする人達。
当町全員が本殿にて参拝後、藤森神社より神役当町行列に奉仕頂く委員長、副委員長、各鎧武者、稚児の方に「聖賜」が、又当町に御幣が授与されました。

4月30日から5月5日までの、本陣(分陣)の留守お守りは当番表の通り交代で受け持ちました。
留守お守りの間に鎧の着付や稚児の衣装着付の練習をする。

54日(祭) 前もって予約していた輸送のためのレンタカーを借りるのと運転手さんの手配は庶務の方がやってくださいました。

祭礼 55日(祭)午前6 各町内会長は本陣(分陣)前に集合。
午前の部の武者は担当する鎧番号の置いてある陣、稚児は直違橋10丁目の会館、お供は本陣前に午前6時に集合。各町内の委員は着付のお手伝いをしてくださいました。
時間を気にしながらの着付。
練習の甲斐あってスムースに着付完了。 着飾っての集合記念写真。
出陣の前にお神酒とお茶で乾杯。 接待をしてくださったご婦人方。
実行委員長、自治会長の出陣の挨拶。エイエイオーの掛け声でいざ藤森神社へ。

役員、武者、稚児、お供はレンタカーにて藤森神社へピストン輸送。午前730分までに行列参加者全員参集殿前集合。お祓いを受け、9時出発。当日は、朝渡提灯一対、当町旗、御幣を忘れないように持参。行列参加者以外の方々は解散。
出陣までに時間が超過してレンタカー1台での輸送には時間が掛かるとの事で急遽10丁目の電気店の方が車を出してくださいました。本当にありがとうございました。

祭礼 55日(祭)午前7時30分 藤森神社に集合。
表参道には、各郷の神輿の台車が並び、担ぎ衆でごったがやしていました。
左から宮本下之郷、深草郷、東福寺郷の神輿の台車。
出発する宮本下之郷神輿 続いて深草郷神輿 続いて東福寺郷神輿
神輿の後、鼓笛隊を先頭に午前9時出発。 飾り台 榊・太鼓・鐘と続く。
当町朝渡の高張り提灯を先頭に行進。
大勢の人に見送られて少し緊張。 直違橋通りを一路北へ。
本陣前を通過する当町の面々。
本陣前のギャル神輿。 本陣前で東福寺郷のお神輿を担ぐ人達。
本陣前を通過する神職の方々。
稲荷大社の表参道を行進する朝渡隊。

行列に際して、午前10時頃から11時頃まで10丁目本陣前にてお神輿の担ぎ手のお接待。並びに、午前10時頃から11時頃まで当町行列の方々の中休み(稲荷神社参集殿前)の湯茶の準備。直違橋9丁目、10丁目のご婦人方が奉仕してくださいました。
稲荷大社で中休み、水分補給がうれしい。 中休み中の飾り車、榊・太鼓
入場する宮本下之郷神輿 続いて深草郷神輿 続いて東福寺郷神輿
次から次へと入場してくる各お神輿。年がいも無くわくわくしました。

午後の部の武者・稚児・お供の方々、関係者は午前11時に本陣前に集合。レンタカーにて一橋小学校までピストン輸送。このとき、午前の武者と稚児の着替えの服や靴、午後の鎧の肌襦袢、草履を忘れないように注意。昼食、湯茶、敷物なども搬送。

午後の方々は、一橋小学校の所定の場所で昼食をして待機。午前の武者、稚児、お供の方々と交代。鎧、稚児の着付は皆さんで手分けして行う。午前の部の方々お疲れさまでした。又一橋小学校でのお手伝いの方々もレンタカーなどでお帰りください。午後の方々の服、靴などを本陣(分陣)に搬送。

午後0時 一橋小に到着。
昼食をいただきながらの、慌ただしい着付作業でした。
午後の部の集合記念撮影。

午後1時過ぎ 午後の部出発
東大路通りを南に行進。
お疲れ様のやっこさん達。 疎水沿いの師団街道を一路南へ。
午後の部中休み(第一軍道南の山亀青果)は神役の方々がしてくださいました。
藤森神社に帰ってきました。両側には見物の方々がいっぱいで晴れがましくて緊張しました。

行列終了後、武者、稚児、お供は本陣(分陣)にレンタカーにてピストン輸送で戻る。午後の部の方々お疲れ様でした。レンタカー、ガソリンを満タンにして返す。
行列終了後レンタカーへ。 本陣にて着替え。 テントの後片付けご苦労様です。

午後5時ごろ 本陣(分陣)に朝渡当町の委員(町内会長)は集合して鎧、稚児衣装、飾付備品などを片付ける。
鎧の仕舞い方は上の画像をクリック。 預かっていた備品の数を確認して元に戻す。

56日(金)午前8 鎧、備品などの返納
本陣にて、返納品をワゴン車に積み込み。担当町の方々よろしく。
雨のため9丁目の鮮魚屋さんのワゴン車と会計さんの軽ワゴン車を出していただきました。ありがとうございました。

午前9時 神社での返納品、積み下ろし担当町の方々よろしく。祭礼行列使用品配分貸出表にもとづく定数を確認して当町委員長立会いのもとで返納。
全てを返納して終了。

この後、残務整理とお世話になった方々へのお礼やお下がりの配布。反省会の通知等々。
関係者、役員の方々本当にお疲れ様でした。ありがとうございました。では又、四年後に今度は何の当町になるか判りませんがお元気で。
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