大岩山はゴミの山でした。それを一掃するべく平成20年2月に地域住民、地域内の各種団体や学校などが集まり、京都市とともに「わがまち深草・大岩山ワークショップ」が立ち上げられました。そして2年におよぶ活動の結果、ほぼゴミは見えなくなり、眺望は京都市内はもとより、はるか大阪のビル群が見えるようになりました。以下は、その活動記録です。

平成20年(2008)1月17日(木) 曇り AM11:00〜PM0:00
東部農業指導所で、大岩山のゴミ撤去の打ち合わせが始まる。
1月21日(月) 曇り AM9:00〜11:00
大岩山のゴミの散乱状況を下調べ。観光都市京都の恥部を見て、一部の人と思うが、品格の無さが情けない。
2月1日(金) 曇り AM9:00〜11:00
明後日の「大岩山を歩こう」の最終打ち合わせを東部農業指導所で。
 2月3日(日) 雪のち小雨 PM0:30〜5:00
雪が小雨に変わる生憎の天気でしたが、多数(約80名)の参加者で大岩山の放置ゴミを見回りました。
支所に戻り、感想や提案が話し合われました。第1回ワークショップの模様。
3月5日(水) 晴れ時々曇り一時雪 PM0:00〜3:30
明日のワークショップの前作業。ゴミ不法投棄防止柵を、4台の車に積み込んで運びました。そして、明日の作業の邪魔になる竹や木の枝を切りました。
3月6日(木) 晴れ AM8:30〜PM3:30
第3回ワークショップ。地域住民、行政、警察、NPO法人など約200名によるゴミの撤去作業の第1弾が行われました。同時に再発防止の竹柵を設置しました。
参加された人々が細かいゴミを袋に詰めていく。
大勢の参加でゴミ防止用の竹柵ができあがりました。
昼食のおにぎりをいただき、暫しの休息をしました。
各まち美化の作業が終わり、お礼の挨拶がありました。
その後、参加者の皆さんで、ゴミを拾いました。
それが済んでから、運んでおいた防止用の竹柵を立てるための竹を切り出し、鉄の杭を打ち込み、番線で組み立てました。
防止柵を取り付けていきます。 徐々に形になりました。
看板が設置されました。 今日の作業が終了しました。
見違えるような道になりました。 やり終えて、満足顔の面々。
放置された大型ゴミの山。 同じ場所が、このようになりました。
3月30日(日) 曇りのち小雨 AM9:00〜11:50
大岩山ワークショップ。我々別動隊は、新たに竹柵を作りました。
第4回、大岩山ワークショップ。「さ〜出来ることから始めよう!」をテーマに、およそ100人が参加して、ゴミ拾い、竹柵作りが行われました。作業が終わり、集合場所に集まり、地元女性会の方々が作ってくださった美味しいタケノコ汁をいただきました。
下の画像は、拾われたゴミの袋の山です。
4月21日(月) 晴れ PM1:00〜3:00
東部農業指導所で今年度、大岩山のゴミ撤去のワークショップのスケジュールを話し合いました。
4月24日(木) 雨のち曇り AM9:40〜PM0:00
第5回大岩山ワークショップの下調べとゴミ投棄防止の看板設置場所を決めました。
5月13日(火) 晴れ PM1:00〜4:40
不法投棄を防止するための絵画の看板を作ることになり伏工生が考案した看板の素材をバーナーで炙り、組み立てられる支所へ運びました。
平らで広く、看板を組み立てる場所を提供してくださった支所で悪戦苦闘しながら組み立てました。
5月14日(水) 晴れ AM9:00〜PM2:30 PM3:00〜5:00
昨日組み立てた看板を軽トラに積み込み現地へ。
何とか手分けして立てることができました。午後も、もう一つの看板を立てました。
5月15日(木) 晴れ PM3:00〜5:30
午後は、看板をデザインした伏工生が現地を訪れ、その後不法投棄の現場を見て歩きました。
5月23日(金) 晴れ PM2:00〜5:00
午後2時頃。伏工生が描いた作品を看板に設置しました。ちょうど、地元の中学生が大岩山のゴミの実態を調べに来ていました。ゴミの不法投棄のひどさにびっくりしたようでした。また、京都新聞社の記者が、取材に来られました。
5月29日(木) 雨のち曇り AM9:40〜11:10
炭小屋横で、第5回大岩山ワークショップの最終打ち合わせをしました。
5月31日(土) 小雨 AM8:30〜11:30 PM2:30〜5:10
第5回、大岩山ワークショップが小雨の中行われました。
伏工産業デザイン科の生徒さんが描いた作品の除幕式が行われました。
その後、道路横の斜面に捨てられたゴミを一斉に運び上げました。
作業終了後、交流会が行われました。
6月12日(木) 晴れ PM1:30〜4:00
工房で、第6回ワークショップの打ち合わせをしました。
6月17日(火) 晴れ AM10:00〜11:00 PM1:30〜6:00
午前は、第6回大岩山ワークショップの準備。4時からワークショップ「大岩山について語ろう」と題して、参加者交流会と「大岩山と伏見の地下水」というテーマの講演会が行われました。
7月1日(火) 晴れ AM9:00〜11:50
大岩山給水場への入り口に放置ゴミ除けの竹柵を設置。
8月5日(火) 晴れ PM2:00〜6:00
前回のワークショップで下書きされた原画に今回、第8回大岩山ワークショップとして大岩山に立てる不法投棄を防止する絵画を深草支所で描き上げました。
9月25日(木) 曇り AM10:00〜PM4:40
大岩山ワークショップの準備。竹柵に使う竹の枝の用意をしました。
一斉清掃のため、竹藪に放置されたバイクやタイヤを農道に引きあげました。
JICA青年招聘事業の取組の一環として、タイ王国の青年研修生と一緒に大岩山のゴミを拾いながら深草の竹林を歩きました。
観光都市京都の中にこのようなゴミの山があることに、日本人のモラルの低さが、恥ずかしくて悔しいかぎりでした
11月13日(木) 晴れ PM3:00〜4:50
指導所で大岩山の一斉清掃第2弾の打合せをしました。
大岩山一斉清掃に備えて、足場を確保するため、雑木を切り掃いました。
ユンボを手足のように操って斜面のゴミを路肩に積み上げました。
伏工の機械科の2年生達が、一生懸命大型ゴミを引き上げてくれました。
12月2日(火) 晴れ AM9:30〜PM5:00
今日も引き続いて、ユンボによる大型ゴミの引き揚げ。我々は、伐採した雑木を細かく切り、一斉清掃の通路を確保する作業。伏見土木の方々は、チェーンソーで雑木を伐採してくださいました。
12月3日(水) 晴れ AM8:20〜PM4:30
一斉清掃日。多くのボランティア、農家、ふれあい農業体験教室、NPO、そして行政の方々が集結。9時から作業が始まりました。
埋もれたゴミを引き出し、ゴミ袋に詰めていきます。
この間、各取材陣の取材があり、京都市長も参加されました。
よい天気に恵まれ各自昼食をとり、寛いでいます。
午後の作業が始まりました。
あれほどあったゴミも次第に撤去され、夕方4時頃には、このように無くなりました。
これらの作業を見たら、誰も、もう捨てないでください。
12月4日(木) 晴れ AM9:00〜5:20
今日から、再発防止の啓発看板、及び竹柵の設置を行いました。

看板を立てる位置決め、竹柵の配置場所を設定しました。
12月5日(金) 雨のち曇り PM2:00〜5:30
雨が上がったので竹柵づくりを再開しました。人手が少なく、暗くなるまでの作業でした。
12月6日(土) 曇りのち晴れ PM1:30〜4:50
人手が少ないと聞いていたので、時間を割いて昼から参加しました。役所の方が多く参加され、教育大の生徒や、立命館の先生が参加されていました。
12月7日(日) 晴れ PM3:40〜4:30
この日は、柵の補強が行われました。
12月8日(月) 晴れのち曇り AM9:30〜PM4:30
午前は、「JICA アフリカの研修生を交えて大岩山見学と竹柵制作体験」に備えて、竹笹を3往復して現場に運び入れました。
午後、集合場所に集まり、ゴミを拾いながら山道の散策、再発防止の竹柵に竹笹を差し込む体験をお手伝い。その後、こどもの家で交流会が行われました。
平成21年(2009)2月5日(木) 晴れ AM9:20〜PM6:00
明日の大岩山清掃ワークショップの前作業をしました。大型ゴミは、ユンボで、小さなゴミは手分けして引き上げました。ゴミ放置防止の看板を立てる基礎を3ヵ所作り、看板を立てました。そして、竹の柵を80mほど設置しました。
2月6日(金) 晴れ AM9:20〜PM3:30
第3弾一掃ワークショップに備えて竹の枝を現地に運びました。
集まった方々が斜面からゴミを引き上げ、行政の手で片づけられました。
昨日作った竹枠に、今日運んでおいた竹の枝を皆で差し込みました。完成を記して記念撮影をしました。
2月17日(火) 曇り時々雪 PM1:00〜4:10
設置した看板に藤中生が描いた絵画2点を取り付けました。また、監視カメラ設置のため竹柵に、出入り口を作りました。
2月19日(木) 晴れのち曇り PM1:00〜3:30
看板を描いた藤中生が、現地で京都新聞社の取材を受けました。
3月20日(金・祝) 曇り PM1:00〜5:00
第14回 大岩山ワークショップに参加しました。大岩山の頂上で森の美術館のオープニングセレモニーが行われ記念撮影をしました。その後、支所で大岩山が今後どうなったらいいのかをテーマに交流会が行われました。
7月8日(水) 雨のち曇り PM1:00〜3:30
午後は、雨も上がり、大岩山頂上で京教大生20名余りと、草刈り、雑木の整理や伐採を行いました。
7月18日(土) 曇り時々晴れ PM1:00〜4:30
京教大の学生70名余りと、行政、NPOらが協力して大岩山山頂付近の雑木を切り倒し、京都市から預かっている粉砕機で雑木を粉砕し、通路に敷きました。
雑木を伐採する京教大生。 そのお蔭で視界が広がりました。
大活躍の皆さんとチッパーのお蔭です。まだまだ作業は続くと思われます。
9月26日(土) 晴れ AM6:50〜PM1:00
早朝、大岩山山頂に集合しました。地元の教育関係者、大学生、女性会、自治会、農協、NPO、行政等が手を携えて大岩山再生プロジェクトが行われました。京都の町並みや桃山城そして、西の山は全て見えるように雑木を伐採しました。はるか霞んで大阪の高層ビル群も見えるようになりました。
11月18日(水) 曇り時々晴れ AM8:30〜PM5:40
ふれあい農業体験教室日。畑作業の後、竹藪4号地に集合して、間引き作業をしました。同時刻大岩山山頂付近では、伐採した木を粉砕機で粉砕する作業が行われました。
午後には、京教大生、伏工生が加わり、朝の作業の続きをしました。また、重機も加わり作業が進みました。
平成22年(2010)2月10日(水) 曇り時々雨 AM8:30〜11:50
ふれあい農業体験教室日。畑班はネギを収穫し、タマネギ畝の雑草を引きました。その後、土入れ班と予定の大岩山班に分かれました。土入れ班は、昨夜の雨のため土が重く、ぬかるんで中止になり、大岩山班に合流し、山頂の雑木を京教大生、行政、NPO法人、その他関係団体の方々と一緒に片づけました。
3月28日(日) 曇り AM9:00〜11:30
大岩山展望所の完成記念式典が行われましたた。これを記念して、京都市長はじめ各議員、関係者でテープカットが行われ、記念植樹も行われました。京教大の管弦楽団員の演奏とコントラダンスの演奏が色を添えました。その後参加者で、提供された花の苗を移植しました。
大岩山展望所で我らメンバーの記念撮影をしました。こんなに綺麗になるとは、感慨もひとしおでした。
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